課題や背景生産履歴、農薬・肥料の使用記録、収穫量、出荷情報など、膨大なデータの正確な記録・管理が必要ですが、従来の紙ベースやExcelによる管理では、データ入力ミスや更新漏れ、データの散在といった問題が発生していました。また、生産性向上のための迅速な意思決定が生産者の経験や勘に依存している現状があり、予測と結果が異なることがありました。解決方法PowerAppsとDataverseを活用したアプリを開発し、スタッフがタブレットやスマートフォンを用いてデータを入力できるようにしました。これにより、生産履歴、農薬・肥料の使用記録、収穫量、出荷情報などを一元的に管理できるようになりました。さらに、同じMicrosoft製品でありPower Platformと相性がよいAzureのサービスを活用することで、現地のIoTデバイスから環境データをクラウドに自動で連携させ、Power BIを用いてデータの可視化や分析が行えるデータ分析基盤を構築しました。効果アプリによるデータ入力および集計作業の自動化により、作業負担と作業時間が大幅に短縮されました。また、データの可視化を通じて、生産から出荷までのプロセスにおいてデータに基づいた客観的な意思決定が可能となり、生産性が向上しました。